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屋根裏のゴミ

おもにゲームとか映画とか旅行とか、超独断と偏見に基づいたことをおすすめするブログ。

ニーアオートマタをクリアしたので感想とか(ネタバレあり)

ゲーム

さてさて噂のニーアオートマタですけど早速クリアしましたよ…。

20時間もかからないで2周目までクリアできたので、1周あたりにかかる時間は相当短くあっさりですね。

なので状況的にはABエンドをみたところまでかと思いきや、さすが現代っ子。他エンディングも全部みちゃいましたよ、YouTubeで。(本当にすいません…そこまでやる時間はなかなか厳しいです…)

 

 ということで、以下雑多な感想をぶちまけていきたいと思います。

雑多なのでネタバレ全開、未プレイの方は回れ右。そして無駄に長いです。

※ちなみに筆者は前作レプリンカントもプレイ済み  

 

 

さてさて。まず全体的な感想なんですけど、正直1・2周目はくっつけてくれればよかったんじゃないかなーと思ったのが本音です。まあ二つに分かれてる理由も演出的なこともわかんなくはないんですけど、なんにしても1周目じゃ話が不透明なうえにあっさり終わるから、正直????で終了。なんか伏線の張り方も正直なところめっちゃ気になるー!系のものじゃないので、ひたすら???となるだけっていう…。もう少し2周目へのモチベを押し上げてくれるようなストーリー運びや終わり方だったらよかったんじゃないかなーと思います。

 

そして2周目入って細部の異なる演出にテンションあがるも、あれ?これシューティングゲーだっけ?と思うほどのシューティング率の多さ。なんだろう…大事なイベント戦だったり、演出でやるのは構わないんだけど、毎度敵をハッキングする時のシューティングがダルすぎてな…。途中でちょっとコントローラー投げ出しかけてました。9Sの近接の使えなさはハンパないので、2Bのアクションの気持ちよさが恋しくなる2周目でした。 

 

といきなりdisりから入ってしまいましたが、概ね満足はしております。ちゃんと前作の意志を引き継いだ「ニーア」していたと思います。このゲームのすごいところは、何と言っても「ニーア」というタイトルがそのままこのゲームのらしさを体現して、名詞化してるところですよね。それくらいニーアの世界観は独特で、一つ一つひも解いて説明していくことも出来るけれど、それでもなお別の言葉で置き換えがたい「ニーアらしさ」というものがある。こればっかりは制作人のみなさまに感服でございます。よくここまで他ゲームに追従を許さない独特な世界をつくりあげたなと。 

 

 

今作のニーアらしさ

 前作から引き続きモノトーン調かつ全体を通して退廃的な空気を醸し出しているニーアですが、マップのビューイング変化や突然のノベルゲー、あとは東方並の弾幕ゲーなど要所要所でアクションRPGとしてのゲームバランスをわざと崩しているあたりも今作は健在でした。

今作はオープンワールドということで、前作よりも探索できる範囲は大幅に広がっており、かつ廃墟やそれらを飲み込む自然などの美術に関しては美しさを増すばかり。あのなんとも言えない退廃的で物憂げな空気はさすがニーアだと思います。

 

正直なところ、アンドロイドの数に対してバンカーのマッピング小さすぎじゃね!?と思っていたんですけど、あそこのデザインは結構好きだったりします。完全にモノトーンで統一されており、今の時代のゲームではなかなか考えられないようなあえての色調。宇宙かつアンドロイド達が住まう温度のない空間という印象があり、他の世界とは一線を画していて素敵でした。

 

 

音楽について

個人的には、前作には勝てなかった…。

いや私がレプリカントの曲を好きすぎるっていうのが大きいんですけど、メロディラインを口ずさめるレベルに深く印象に残る曲が少なかった印象です。とはいえもちろん雰囲気にぴったりで素晴らしいんですけど、あくまでBGMになってしまっていたかなと。とはいえフィールドや街での移動に対する音楽のシームレスな変化は相変わらず素晴らしいの一言で、変調に関して言えば前作よりは美しかったと思います。

いやもうホントに、イニシエノウタが好きすぎるので…このハードルが高すぎますよねホント…。でも所々でレプリカントの曲たちが編曲した状態で登場してたのが嬉しかったです。まさかのエミールの歌とかいうアホな曲が生まれてたのはびっくりだけど笑 エミールはいつからギャグ担当になったんだ…笑

 

 

ストーリー

※ここから大いなるネタバレなので注意

 

 

前作は人類補完計画的な完全にナウシカのお話だったと思いますが、今作は人類の存在はなく、アンドロイドも機械生命体も互いに自らをつくりだした、言わば創造主が滅亡した状態での代理戦争のお話でした。でも互いに自らの創造主が既に滅亡しているとはつゆも知らず、与えられた使命に従って意味もなく「命もないのに殺し」あっていた、というわけです。

CMのキャッチコピーでつかわれてた「命もないのに殺し合う」ってすごくいいですよね…語感もいいし、今作のテーマをたった10文字で見事に表現していると思います。

しかしそんな「命」が宿るはずのないアンドロイドも機械生命体も、人間以上に人間らしく、感情や愛情を持つはずがないのに持ち始め、自分達の変化に戸惑いを持ちます。今まで経験したことのない状況だからこそ、どう対処すべきなのか、どう行動すべきなのか、何が正義で何が悪なのか、ひたすらに疑問と葛藤を繰り返しながらもそれぞれが選択したエンディングを迎える…といった流れでした。

 

この命を持つもの・持たないもののお話は提議から帰結まで、そこまで新規性のある内容は生まれないのかなあと思っていて、毎回結論も同じ系統だったりするわけですが、個人的にはコッチ系の話が非常に好物なので終始ニヤニヤでした。

 

命をもたないものがだんだんと感情をもった思想や行動をする過程や、そこに至る苦悩や葛藤など、苦しみもがいてるうちに、あれ?もうこれってもはや人間と同じじゃね?みたいな、気付いたらそうなってました、みたいな流れが好きだったりします。結果論的な意味でもそうだし、そこに至るまでの過程が誰よりも人間らしくて良いな~と思います。人間じゃないものに、逆に人間らしさとは何か、を教えてもらうって逆説的で面白いんですよ。実際何事も、外から見た方がわかることって多いですからね。

 

命とは、存在するとは、生きるとは……

とういった根本的な存在する意味を問い続ける作品だからこそ、今作のキャラクター名は実存する哲学者たちだったんですねえ。マルクス、エンゲルス、パスカルとかはいいんですけど、突然コウシ、ロウシとか出てきたのには笑いました。カタカナで書かれると一瞬何かわからん。笑

 

一通りクリアしてみて思ったのは、今の時代あそこまで精巧なロボットやアンドロイドはまだいないですけど、pepperくんとか近いところまではきてるわけじゃないですか。これは昔から言われてることではありますけど、本当にそういったロボット、人工知能というものがいずれ命を持つ、というのはありえない話ではないんじゃないかなあと思うわけです。それで人間たちを支配する、とかそういう話はちょっと置いておいて、もし人類が滅亡した後に、私たちが創り出したロボットや人工知能が自らの存在意義を考え出すことがあって、かつ存在意義が分からないゆえの戦争などが起きてしまったら、この「人間もどき」を生み出してしまった人類は相当に無責任なんだろうなあと。でもそれがかつてのアリストテレスとかがやってきたことと同じとするならば、それは命がうまれる度に起きてしまうことなのかも、と思ったり…。なんだかそんなことを考え始めてしまいました。特に互いに創造主がいない中での代理戦争なので、余計にしんどく感じるわけですよ…うん…。

 

全体のストーリーとか、そのあとのプレイヤーの脳内補完できる余韻とか、そういうのは申し分ないんですけど、肝心のシナリオ運びがどうにも…という感じでした。最初にもチラっと書きましたけど、続きが気になるからはやく次にいきたい!という感情がうまれないんですよね。A2にしろ司令官にしろ2Bの使命にしろ、もう少し仄めかしておいてくれないと、真実を言われたところで、あ…そうなんですか…。で終わっちゃうのが悲しかった…。もう少しな…プレイヤーに予見というか想像させといてほしかったなあ…それとも私が鈍感すぎるのだろうか。私のせいだったらスミマセン。

 

 

相変わらず後味の悪いイベント

レプリカントもそうでしたけど、ほんとこのゲームの各イベントたち(サブイベ含む)って救われないの多いですよねーーーなんでこうも後味が悪いのか…(褒め言葉)

大抵のゲームのイベントって人助け的なことが基本だと思うんですけど、ニーアに関しては、人助けだと思ってやったら実はその逆でしたみたいなことが多くて、MPがガシガシ削られます。それがいいんですけどね。

 

今作は特にA2とパスカルのイベントが相当キツかったなーと。うん。あれホント一切救いがないですからね。子供たちを守るために感情を教えていたのに、そのせいで自殺してしまったとかさ…ホントに…つれぇわ。

あと花江くんの断末魔もそうなんですけど、悠木さんの絶望しきった声にならない叫びが最高でしたありがとうございます。まどマギのまどかの時も思ったんですけど、悠木さんの絶望した声最高ですよね。ボリュームが大きい絶望ボイスはやっぱりシンジくんの緒方さんとかが最高なんですけど、なんかもう恐ろしくて途切れ途切れにしか声がでないっていう状況がリアルすぎて、逆に生々しいので悠木さんはすごいと思います。心臓を刺された気分になった。

しかしあの声で何故おじちゃんなんだ…パスカルおじ…ちゃん……

 

 

 

あと最後にどうでもいい話なんですけど、今作って他作品のメタファーってほぼ無かったですよね?前作でやりすぎたから今作はやめたのかな?

ただレジスタンスキャンプでサブイベ受けた時に、9Sが「それは穏やかじゃないですね」って言ってたのには爆笑しました。どこのシュルクだよお前。

あれクリアしたら「これで安心ですね!」って言って欲しいんだけどどうなんでしょう。(クリアしてない人)

 

 

 

ということで長々と感想のような駄文を書き散らしてきましたが、また気が向いたら3週目に突入しようかなーと思います。

 

しかしながら三連休にはようやくSwitchが我が家に到着する予定なのでこれからはひたすらゼルダちゃんに命を捧げる予定です。ワクワク

 

 

最後になりますが、ニーアオートマタおすすめでございます。迷っている方は是非!